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自治体の皆さまへ

いま一度、ブロック塀の点検を

東京工業大学環境・社会理工学院研究員/東京大学大学院情報学環客員研究員
本田正美

2018.08.03 広報みさと 平成30年7月号 埼玉県三郷市

 今年6月。大阪府北部で発生した地震でブロック塀が崩れ、前を通っていた小学生が死亡するという事故がありました。
 これを契機に、全国で危険なブロック塀の存在が明らかとなりました。

 それを受けた記事が自治体の広報紙でも見受けられました。
 そのひとつが埼玉県三郷市です。

 「ブロック塀の安全点検を」と題して、ブロック塀の点検を呼びかけています。
 記事には、チェックリストも付されており、広報誌を片手に自ら点検を行うことが出来ます。さらに、ブロック塀の安全点検についてはリーフレットも作成されているようで、その利用も呼びかけられています。

 もちろん、最終的には専門家に見てもらう必要がある場合もあるので、記事にはその連絡先も掲載されています。

 ブロック塀のように、一見したところ、安全に見えていながら、実際にはそんなことがないというものがあります。それでも、注意深く確認すると、危険の兆候を察知することが出来たりもします。何より、注意深く観察する機会をいかに設けるのかが問われます。

 大阪での事故からは少し時間が経過し、その記憶も薄れつつある今だからこそ、いま一度、身の回りの危険に敏感になりたいところです。
 そういう注意喚起を行うという意味で、三郷市の記事は時宜を得たものであると思われます。

 

ブロック塀の安全点検を

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