マイ広報紙で議会の広報も読んでみよう
横浜市の議会広報である「ヨコハマ議会だより」のテキストデータがオープンデータ化されました。
自治体広報紙のテキストデータのオープンデータ化はマイ広報紙に収録されている自治体数の増加を見れば明らかなように、その進捗が顕著なのですが、議会の広報紙についてはまだまだその動きは鈍かったと言えます。横浜市会の取り組みが今後の議会広報に関するオープンデータ化の動きを後押ししてくれることを期待しています。
ただ、議会の広報紙のオープンデータ化ということで、議会広報に限定をしなければ、地方議会の広報に関するオープンデータ化は少しずつですが進んでいます。
それは、自治体の広報紙の中に議会の広報の記事が含まれているケースでは、自治体の広報紙のオープンデータ化と合わせて、議会の広報の記事のオープンデータ化も行われているからです。
今回取り上げる埼玉県朝霞市の場合、厳密に言うと、広報誌のテキストデータをオープンデータとして提供しているわけではなく、マイ広報紙に記事データの利用を許可しているという位置付けのようですが、自治体の広報誌の中に議会の広報のページがあるため、マイ広報紙で「議会だより」を読むことが出来るようになっています。
広報あさか8月号では、6月議会の様子が伝えられています。
審議された議案、一般質問のやりとり、その他に請願の審議結果などが掲載されているのです。
一般質問でのやりとりには興味深いものもあり、例えば、大相撲の巡業を誘致してはどうかという議員からの質問に対して、市長や生涯学習部長は現実的な答弁を行っています。
地方議会では、それぞれの地域の課題が議論されているので、一般質問のやりとりも各地域の様子がうかがえる内容ばかりで、決して難しいものではありません。
行政の広報紙だけではなく、議会の広報紙も多くの人に読まれて欲しいものです。