とうみ男の遊び塾
長野県東御市の広報紙『市報とうみ お知らせ版 平成30年8月16日号』に、男性をターゲットにしたイベント「とうみ男の遊び塾」の記事が掲載されていました。
女子会、ママ友会…と、何かと女性はよく集まるようで、こうした女子グループを対象としたサービスもよく目にします。が、「とうみ男の遊び塾」は、どーんど「男」の遊びを打ち出してきています。内容は、「男の葡萄酒塾」「男の燻製食塾」「男の切り絵塾」「男の料理塾」。どれもおしゃれな感じです。
内閣府『平成29年版高齢社会白書』では、2015年の高齢者のいる世帯は全世帯の約半数。単独世帯は高齢世帯の26.3%を占めています。そして、近所との『付き合いがない』と答えた人は、男性は4人に1人と、女性の5人に1人に比べ、多い状況にあります。
女性は、育児や日常生活の中でいろいろなネットワークを築き、老後も友達との交流が盛んだといわれています。一方で、男性は退職後、ネットワークの不足で孤独を感じる機会が多くなっている…と指摘する声があります。若い世代は地域参加に積極的と聞いていますが、高度経済成長を支え、仕事に打ち込んできた世代が孤立してしまうとすれば、なんとも申し訳ないような気持になります。
「とうみ男の遊び塾」は、趣味を見つけられそうな、おしゃれな「男」の塾です。「男の料理塾」では「うまい米の研ぎ方、炊き方」を学びますが、女性陣に「そんなことも知らないの~?」と揶揄される心配もありません。高齢者のみならず、いろいろな世代の男性が集い、男子校のような気楽な雰囲気の中で新たなネットワークが作られるのではないかと思います。
そして「塾」を卒業した後、ワインを語りながら、おつまみの燻製をつくり、切り絵の余興も行ってくれて、そして最後にしめのおいしい白いご飯を出してくれる会を各地で開いてくれたら…。私も参加したいです!