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自治体の皆さまへ

今年もしっかりとインフルエンザ対策を!

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2018.09.25 市報とうみ お知らせ版 平成30年9月16日号 長野県東御市

先日、東京都は都内の小学校で今季初のインフルエンザ疾患による学級閉鎖があったと発表しました。2年生のいちクラス32人の児童のうち、約半数の14人が欠席したためとられた措置のようです(平成30年9月10日発表)。9月に学級閉鎖意となったこのケースは例外かもしれませんが、インフルエンザワクチンの接種がスタートする10月頃には、自治体広報紙にもインフルエンザ予防接種に関連する記事が多く見られるようになります。

今回は、高齢者を対象にしたインフルエンザ予防接種を案内する長野県東御市の「市報とうみ お知らせ版」平成30年9月16日号の“高齢者インフルエンザ予防接種”を取りあげます。この記事は、市内に住む万65歳以上の高齢者と一定の条件にある60歳以上65歳未満の高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種の案内です。65歳以上の高齢者にワクチンの接種が必要な理由は、気管支炎や肺炎などを合併して重症化することが多いからです(インフルエンザにかかる可能性が20歳以上の世代と比べてとくに高いということではないようです)。最近では、介護施設でのインフルエンザの予防が課題になっていると聞きます。高齢者はもちろんですが、高齢者と同居している人や接触する可能性が高い人は、予防接種を受けることが大切です。

厚生労働省ホームページには、「ワクチンにはインフルエンザに“感染”することを完全に抑える働きはありません」と書かれています。しかし、ワクチンを接種しなかった人の発病率を基準とした場合、接種した人の発病率が、「相対的に」60%減少するとあります。これはワクチンを接種せず発病した方のうち60%は、ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということだそうです。インフルエンザが流行し始めるとさまざまな情報がとびかいますが、ますは厚生労働省や国立感染症研究所、地域の保健所が発信する情報に注意してほしいと思います。

☆長野県東御市の観光情報
東御市の観光、イベント、グルメ、お土産などを紹介した「信州とうみ観光協会」ホームページはこちらです。

高齢者インフルエンザ予防接種

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