【働く女性の注目記事】「もったいない」を「ありがとう」に変えるフードドライブとは!
フードドライブとは、家庭で余っている食べ物を持ち寄り、食べ物の確保が困難な人を支援する活動です。日本にはなじみの薄い言葉ですが、フードバンク発祥の地、アメリカでは1960年代から行われているということです。
新潟市西区役所だより「にし」9月16日号では、10月1日~10日の「県下一斉フードドライブ」にあわせ、西区役所に設置した特設会場で、食品寄付の受付を行うと紹介しています。
この活動を推進するフードバンクにいがたは、2012年に米どころ新潟でも毎日の食事に苦労している人がたくさんいることを知った有志が、家にある米を1合ずつ持ち寄り寄付することからスタートしたそうです。
調べてみると、私の住む地域でも自立相談支援事業として、地域の方や企業から食料品等の寄付をいただき、生活に困窮している方に支援するフードドライブがありました。いまは、多くの自治体がさまざまな形でこの活動に取り組んでいるようです。
先進国の中でも、日本の食料自給率は38%(平成28年度)と低く、私たちの食事は輸入品に依存している状況ですが、実際はまだまだ食べられる食品を廃棄しています。食品ロスを減らすためには、ただ食べ物をもっと大切にと言うだけでなく、皆が家庭で余った食品を学校や職場に持ち寄り、地域の福祉団体などに寄付するというのも一つの方法です。
缶詰でも、一袋のカップ麺でも、必要とする人の元に届けば、それは希望の光になります。
人と人とがささえあう社会を目指して「もったいない」を「ありがとう」に変えてみませんか?