【働く女性の注目記事】“親父”から“パパ”へ。変わる父親像とパパヂカラ
パパが育児休暇を取る――。私が出産した6年前は馴染みの薄かったことですが、今はだいぶ浸透してきているようです。先月赤ちゃんが産まれた義弟夫婦もパパが育児休暇を取得し、現在夫婦2人で子育て奮闘中。働くママの増加に伴い、パパや社会の意識も変わってきているなと感じました。
そんな時代の流れをうけて奈良県天理市では、「わろてるパパがええやん」をキャッチフレーズに、父親の子育て参画を応援する活動が推進されています。同市の広報紙『町から町へ』10月号の記事『「パパヂカラ日本一」を目指して 12人の天理市パパマイスターが誕生』によると、今年度は、父子体験教室を全5回の日程で開催、所定の認定基準を満たしたパパを“パパマイスター”として認定する取り組みも行っているそうです。子どもの相手をしようとしても、いざとなると接し方に戸惑うパパも意外と多いもの。このような活動が盛んになれば、父子の絆が深まるのはもちろん、パパ同士の交流も活発になっていくのでしょう。そして、パパと地域が今よりさらに繋がることで、地域活性などのプラス面も期待されます。
私の幼少時代は、我が家を含め多くの家庭で「ちょっとコワイ」存在だった父親。自身を「パパ」と呼ばせている家庭も少数派だったのではないかと思います「地震・雷・火事・親父」なんて言葉は、時代と共に意味が通じなくなるのかもしれません。もっとも、そんな「コワイ」存在だった私の父も今じゃすっかり「孫に甘い」じいじ、娘たちにコワがられていたことすら忘れているようですが。