「こども未来課」と「こども健康課」
全国の広報紙に接する中で、時折、目に留まることというものがあります。他では見かけない記事であったり、あるいは今月は同じような記事がどこでも見られるなと思って目を止めることもあります。
今週、ふと目に留まったのは、記事の内容ではなく、その記事に関係する部署の名称です。
沖縄県うるま市の広報誌には、「こども未来課からのお知らせ」という見出しがありました。気になって、あらためて確認してみると、「こども健康課からのお知らせ」もありました。
「こども未来課」や「こども健康課」というのはあまり見かけない特徴的な名称だと思います。
そこで、うるま市のWebサイトにアクセスして、他の課の名称を確認してみると、市のトップページの作りが凝っている。そして、意外と言っては失礼に当たるかもしれませんが、他の課の名称はいたってどこの自治体でも見られる普通のものばかり。
「こども未来課」や「こども健康課」は「こども部」に所属する課なのですが、この二つだけが特徴的な名称だったのです。
こうなると気になるもので、「こども未来課」や「こども健康課」と検索窓に入れて、マイ広報紙内の記事を検索すると、少なくない記事がヒットしました。たくさんという訳ではもちろんありませんが、全国には同様の名称の課を置く自治体があるようです。おそらく、これまでは私が見落としていたということなのだと思いますが、こうやって目を引くような名称というのは、その自治体がその施策に力を入れていることを示すという意味で有効な取り組みと言えるでしょう。
実際に、うるま市の子育て・保育に関する情報提供は大変充実しており、その施策に力を入れていることも伝わってきました。
ちなみに、この10月にはうるま市子育て世代包括支援センターが開設されます。
広報誌上では単なる課の名称のひとつに過ぎませんが、それをきっかけに施策に目を向けてもらうことも出来るという意味では、課の名称ひとつをとっても疎かに出来ません。