秋の旅行シーズンがやってきました。ある調査によると、シニア世代は10月～11月に旅行に出かけることが最も多いそうです。また、最近は日本に来る外国人観光客が春より秋のほうが多くなってきているそうです。日本の夏は蒸し暑いことや紅葉の魅力が広く伝わったからだといわれています。この時期、自治体の広報紙にも各地の見どころを紹介する記事が数多く掲載されます。

今回は、秋の観光キャンペーンを紹介する千葉県の「ちば県民だより」（平成30年9月号）の“秋の観光キャンペーン・房総秋物語～ちばの秋を満喫しに出かけよう～”を取りあげます。この記事は、千葉県内各地で行われる秋の祭りやイベントの紹介です。「芝山はにわ祭」（芝山町）や「千葉・時代コスプレ大会inさかえ」（栄町）といったイベントをはじめ、落花生やさつまいもといった千葉の味覚紹介や関東で一番遅い紅葉スポットとして知られる養老渓谷の紅葉も紹介されています。個人的に千葉県と聞いて最初にイメージする季節は「春」。とくに“日本の道100選”にも選ばれている千倉から館山へと続く「房総フラワーライン」は全国的にも有名です。この記事を読むと、千葉県は春だけではなく、秋も魅力的なものが数多くあるようです。先入観をもたずに旅先を選ぶことが、新たな魅力の発見につながるのかもしれません。

秋の旅といえば紅葉が一番の楽しみです。紅葉が見られるのは落葉樹だけで、その多くが存在しているのは東アジアの沿岸部やヨーロッパ・北アメリカの一部に限られています。そのなかでも、とくに日本は落葉広葉樹の種類が多いことから、赤や緑や黄色のコントラストが美しく、より情緒的です。私たちが普段見ている紅葉は「世界でも特別」だということです。

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-秋の観光キャンペーン- 房総秋物語〜ちばの秋を満喫しに出かけよう〜