“介護”をもっと深く理解する。
11月11日は「介護の日」です。これは平成20年に厚生労働省が定めたもので、介護についての理解と認識を深めるための日となっています。現在、日本の高齢化率は約27%ですが、2060年には40%前後にまで上昇するとの予測もでています。超高齢社会の日本にとって介護は大きな課題のひとつです。この時期になると、介護に関連する記事が自治体広報紙にも数多く掲載されます。
今回は、墨田区のお知らせ「すみだ」高齢者福祉・介護保険特集号2018年10月21日号に掲載された“「すみだ介護福祉フェア2018」を開催します”を取りあげます。この記事は、墨田区が“介護”と“介護予防”(注)への理解を深めるために開催するイベントです。介護を理解すると同時に、介護を予防するための知識を深めようとするものです。「すみだの介護予防体験会2018」や「リハビリ・介護よろず相談会」をはじめ、「骨盤底筋体操をやってみましょう!」、「介護予防の取組を紹介するパネル展示」など介護予防を目的としたコーナーが盛りだくさんとなっています。この特集号には、そのほかにも墨田区の介護関連事業や介護保険特別会計の状況なども掲載され、介護への理解を深める広報紙になっています。
2000年4月1日から施行された介護保険制度が間もなく20年目を迎えます。介護サービスの利用者数が増えているなかで、介護保険料も全国平均で5,500円になっています。さらに、2020年には6,771円、2025年には8,165円に上昇することが見込まれているそうです。介護保険制度自体の持続可能性が課題になるなかで、私たちの介護への深い理解が大切になってくると思います。
(注)介護予防は「要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そして要介護状態にあってもその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと」です(厚生労働省)。
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