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【働く女性の注目記事】「今日から携帯トイレの備蓄を!」


竹井 泉

2018.11.22 広報みなと 2018年11月11日号 東京都港区

今年も西日本豪雨災害、台風21号、北海道胆振東部地震と大きな災害が続いています。避難生活を余儀なくされる方々の映像を見るたびに、トイレがどんなに困るだろうかと胸が痛みます。
今後30年以内に首都直下地震が発生する確率は70%、南海トラフ地震は70~80%という予想データもあるというのに、振り返って、我が家の防災用品の中味はお粗末なものです。どこかにここは大丈夫という慢心があるのかもしれません。

広報みなと 2018年11月11日号に「水と食料だけでなく携帯トイレの備蓄もしていますか」と携帯トイレの備蓄を促す記事が掲載されています。災害時、排水管が壊れているのにトイレの水を流すと、マンションの場合は低層階で水が漏れ、大きな被害になる可能性があり、排水管が壊れていないことが確認できるまではトイレの水を流さず、携帯トイレを使用する必要があるとのことです。
災害時のトイレは人間の尊厳だけでなく、命にも関わる問題で、防災の専門家は「トイレの問題を解決することは、災害関連死を防ぐことにつながる」と携帯トイレの備蓄を主張されています。

では、とりあえずどれくらいの備蓄が必要でしょうか?
東京都防災HP帰宅困難者対策ポータルサイトでは、大災害発生時、人命救助のリミットが72時間(3日)と言われていることなどから3日分の備蓄としています。
しかし、専門家は少なくとも7日分を備蓄するべしとの意見です。1日に何回トイレを使うか数えてみると、1日5回として、4人家族でも7日間で140個必要です。

ウチはまだ大丈夫と思っているあなた、「そのとき」がいつきても困らないように、ぜひ今日から携帯トイレを準備しましょう。まずは7日分を!

 

水と食料だけでなく携帯トイレの備蓄もしていますか

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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