新得町の子ども議会
子どもの議員体験イベント「こども議会」。全国の地方議会で、その取り組みがなされています。18歳に選挙権が拡大してからは、主権者教育の一環として注目される取り組みになっているようです。
その実施報告が自治体の広報紙で行われることもあるのですが、今回見つけた北海道新得町のそれは大変興味深い内容でした。
というのも、議員を務めた子どもたちと首長や職員のやりとりが普段議会で行われているものと遜色がないくらいの内容であったからです。
新得町の広報誌では、多くの紙面を割いて、丁寧に「子ども議会」での質疑を紹介しており、その充実ぶりが見て取れます。マイ広報紙でも記事が三分割されるほどのボリュームです。
実際の議会でのやりとりは、議会のYoutubeページにアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=uiMAp4Drh8Q
小学生が堂々と質問を行い、それに正面から町長らも答弁を行っています。なかには、来年度にも対応しますというような答弁までありました。
地方自治の仕組みを学び、さらには自分の住むまちの課題を知る。その機会となる取り組みですが、それを実現させた首長以下の行政、議会議員、学校関係者に敬意を表すべきでしょう。その成果をうかがい知ることが出来る広報誌の記事も広く読まれて欲しいものです。