【働く女性の注目記事】特集1 未来へつながる新たなチャレンジ 郡山で芽生え育つ食の可能性3
私たちの生活に欠かせない食。毎日のことですから産地が気になりますね。
「広報こおりやま12月号」では、震災後、原発事故による食の風評払拭のための取り組みを2つ紹介しています。
1つ目は、「食大学」と「マルシェ」。自由に情報発信できるウェブに注目し、平成25年にウェブ上の仮想大学「食大学」(http://www.caan.jp/)を開設しました。生産者にインタビューした動画(http://www.caan.jp/producer/)をアップして食材の魅力を発信しています。私たちに届く食材に生産者の思いが詰まっていると思うと、胸が熱くなりますね。次に、食材と直接出会える「マルシェ」を開始。本場フランスのマルシェをイメージして空間を演出し、市・県内生産者たちが作った食材を並べました。ウェブとリアルを連携させたマーケティング施策ですね。福島県内だけでなく、東京・代官山に出張開催するようになり、活動の場を広げています。
2つ目は、「フードキャンプ」。育ち採れた場所、畑のど真ん中で一日限りのレストランを開く取り組みです。手がけているのは、旅行会社「孫の手トラベル」。震災後の風評で消費が落ち込んでいましたが、採れたてを味わってもらおうと平成27年からスタートしました。フードキャンプでは、採れたての食材をすぐに味わえるよう、ガスコンロや冷蔵庫などを設置。生産者によるトークライブ、収穫体験などのワークショップもあり、食の魅力を1日でたっぷり楽しむことができます。
このように福島県では、食に対する様々な取り組みで、福島の食のブランドを高める努力をしています。
みなさんも、生産者の顔が見える福島の食材を試してみませんか。