図書館は進化する施設。
図書館は小さなお子さんから高齢者まで、誰もが利用できる施設です。最近では、小中学校の図書室(館)も地域に開放されるようになり、子どもから大人まで、みんなが読書や学習スペースとして活用できるようになってきました。図書館の数も過去最高の3,300館を超える水準にまで達しているようです(文部科学省『社会教育調査報告書』)。
今回は、地域の図書館を特集する長野県塩尻市「広報しおじり」平成31年1月号の“特集 図書館の新しいカタチ(1)(2)(3)”を取りあげます。この記事は、塩尻市の“進化する図書館”の紹介です。進化する図書館とは、従来の本の貸し出しサービスに加えて、市民のニーズを把握して常に新たなサービスを生み出すという図書館です。著者から直接話を聞く講座や市民のコレクションを紹介する企画展、コンサート、原画展などが開催され、従来の「本の貸し出しの場」から「人と人とが交流できる場」へと変わりつつあるようです。さらには、人との交流から文化を創造し、その発信を実践する「信州しおじり本の寺子屋」という取り組みも行われているようです。経営者や起業希望者を対象にしたビジネス相談会も行っているようです。「貸出の場」から「交流の場」へ、そして「創造の場」、「発信の場」へと進化しているのです。
誰でも利用できる図書館は、多様な人たちが数多く集まってくる施設です。そこでは、新たな出会いによる、これまでになかったコミュニケーションも期待されます。図書館は創意工夫によってまだまだ進化するできる可能性を多分に持っている施設なのです。
☆長野県塩尻市の観光情報
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