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宝くじ収益の使い道

東京工業大学環境・社会理工学院研究員/東京大学大学院情報学環客員研究員
本田正美

2019.01.25 広報きたあきた 2019年1月号 No.214 秋田県北秋田市

 年末ジャンボ宝くじの抽選は大晦日に行われました。まだ一か月も経っていませんが、随分と遠いことのようです。
 この宝くじ。宝くじ売り場に並ぶ長蛇の列や抽選の様子、あるいは、これまでの高額当選者といったことは報じられるのですが、その収益がどのように使われているのかということはあまり報じられません。

 宝くじの収益の半分近くは当選金に充てられます。残りの半分の大半は全国の都道府県と政令指定都市に納められて、公共事業などに使われます。
 収益の中の1%程度と、割合はごく小さいものですが、額にすると100億円を超えるような金額が一般財団法人日本宝くじ協会と一般財団法人自治総合センターに配分され、宝くじの広報事業や社会貢献事業に活用されています。

 北秋田市の広報誌には、一般財団法人自治総合センターの社会貢献事業として、宝くじの収益を財源とした助成を受けたことが記事に掲載されています。
 助成を受けて、市内の大阿仁地区中央連絡協議会が除雪機を整備したとのことです。また、自治会館内のエアコンなどの備品や子ども向け遊具も整備するそうです。

 宝くじを購入して、もし高額の当選をすれば、それは大変嬉しいことですが、たとえ外れても、それは各地域の公共事業や社会貢献事業に活かされるのです。

 域内での宝くじ購入を呼びかける記事は自治体の広報紙で度々目にするのですが、それと比べると、北秋田市のように具体的な使い道を説明する記事は必ずしも多くないと言えます。ですから、大事なお金の使い道を知らせてくれるという意味で、大変有用な記事です。

 

宝くじ助成事業で除雪機を整備しました!

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