【働く女性の注目記事】富山県の未来創生へ!産学官が連携したプロジェクトの取り組みとは
みなさんは、大学をどのように選びましたか。
「学びたいこと」「なりたい職業」「立地」など、様々な要素から大学を選択しますね。
私の地元は大阪で、大学の選択肢はたくさんありました。都市部では数多くの大学や企業があり、地元での進学・就職が可能ですが、地方は自分の学びたいことや仕事のイメージを持ちにくいかもしれません。今や全国から東京圏への人口の転入超過で、東京の一極集中が続いています。
このような危機感を持った富山県では、産学官のプロジェクトを発足して県内の魅力づくりに取り組んでいます。
「県広報とやま2019年1月号」によりますと、富山県は昨年の3月に、県内の産業界と大学で「とやま未来創生産学官連携推進会議」を設置しました。ものづくり県である富山県の、中核的産業である「医薬品」と「アルミ」の分野で先進的なプロジェクトで、若者に魅力的な学びを提供する県内大学の振興や、地域産業の発展とその担い手確保・育成をめざしています。昨年の6月には、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムを発足。県内製薬企業や富山大学、富山県立大学等と連携し、東京圏の学生を対象にしたサマースクールや、国内外から研究者を招き、世界水準の研究開発を進めてきました。
このプロジェクトは国にも高く評価され、「地方大学・地域産業創生交付金」の配分先に選ばれています。
富山県の産学官の力を結集した素晴らしいプロジェクトですね。このプロジェクトを通して、「富山県で学びたい」「富山県で働きたい」と思う若者が増えることを期待しています。