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【働く女性の注目記事】ありふれた日常に、感謝する気持ち


一宮しのぶ

2019.02.21 広報東京都 平成31年2月号 東京都

今から74年前、1945年3月10日、それは死者10万人以上と言われる「東京大空襲」が起きた日です。東京都では、その日を「東京都平和の日」と定めています。東京都の広報紙「広報東京都平成31年2月号」では、その記念行事を紹介しています。

さて、これは私が生前祖母から聞いた話です。子どもの頃の祖母は、現在の東京都中央区日本橋馬喰町に住んでいました。馬喰町は問屋街で、祖母の家は傘屋を営んでいました。祖母が小学5年生の頃、空襲を避けるため学童疎開することになったそうです。

疎開先の山形県までは、長く遠い道のりだったと言います。その後、疎開生活が始まり、親から離れた不安と食料不足で辛い日々が続いたそうです。1945年3月、卒業を間近に控えた6年生が東京に帰宅することが決まりました。祖母は、先に帰宅できる6年生をうらやましく感じながら、見送ったそうです。ところが、帰宅した6年生を待ち受けていたものが、あの「東京大空襲」でした。犠牲になった6年生も少なくなかったでしょう。もしあの時祖母が6年生だったら、もし祖母がいなかったら・・・。

毎日の生活に追われていると、私たちは平和であることを忘れてしまいます。しかし、かつて日本は戦時下でした。だからこそ「朝起きる」「食事をする」「テレビを見て笑う」そんなありふれた日々に感謝してはいかがでしょうか。そして、戦争を知る方に当時のお話を聞いて、それを子ども達へ伝えてみてはいかがでしょうか。

 

3月10日は「東京都平和の日」

〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館ビル5階

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