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新宿区、産前も「育児支援家庭訪問事業」の利用が可能に

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2019.03.18 広報しんじゅく 平成31年3月15日号(第2277号) 東京都新宿区

 東京都新宿区の広報紙『広報しんじゅく 平成31年3月15日号(第2277号)』に、2019年4月から育児支援家庭訪問事業を産後だけでなく、産前も利用できるようになる…という記事が掲載されていました。

 この「育児支援家庭訪問事業」は、育児や家事などの支援を必要とするときに、家庭を訪問し、もく浴やおむつ交換・簡単な家事を代行する援助者を派遣してくれるというもの。新宿区の場合、1時間1,000円(減免あり)で、1日1回2~4時間、産前産後で計40時間、産後のみ利用する場合は計30時間利用できるそう。

 ああ、私も出産前後に、こんな制度が利用できたら、ずいぶん助かったな…と思いました。私の場合、産前8か月あたりから、お腹の張りがひどくて、横にならなければいけないことが、とても多かったからです。子育て支援は、赤ちゃんが生まれてからのものと思いがちですが、産前に必要な場合もあるのです。

 もちろん、生まれた後も大変です。私は完全母乳だったため、夜中に何度も娘に起こされて、翌朝、息子の幼稚園のお弁当をつくるのがつらかったこと…を思い出しました。そんなとき、昼間1時間でも2時間でも、安心して眠れたら、どんなに助かったことでしょう。

 また最近は、いわゆる「イクメン」パパが疲労困憊している姿を、よく目にします。先日も近所で、片手に泣き叫ぶ赤ちゃんを抱き、もう一方の手で無人のベビーカーをよろよろと押す新米パパを見かけました。あまりに大変そうで、ベビーカーを押しましょうか?と申し出ると、嬉しそうに「お願いします!」と。なんでも、共働きで休日出勤の妻に1日赤ちゃんの面倒を任された、とのことでした。こんな若い共働き夫婦も、ちょっとしたヘルプが必要に違いないのです。

 日本全体の人口が減少していくなか、2017年の東京都転入超過数はプラス7万5498人。実家から離れ、孤軍奮闘、都会で慣れない育児に振り回される人の多いことも推察され、「育児支援家庭訪問事業」はひと際重要な子育て支援策です。今回の産前への適用は第一歩。「妊娠中の方と0歳児の保護者」という対象者の範囲を広げたり、「利用希望日の1週間前までに電話で申し込み」といった利用方法をもっと使いやすくしたりするなど、今後、利用者層の声を反映して、さらに使いやすいサービスに拡充されていくことを期待しています。

 

《4月から利用機会を拡充します》育児支援家庭訪問事業

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