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「フレイル」予防対策とは?

(一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2019.04.09 広報としま平成31年4月1日号(特集版) 東京都豊島区

「健康寿命」という言葉をしばしば耳にするようになってきました。これは「日常的・継続的な医療・介護に頼らずに、自分の心身で生命を維持して自立した生活ができる期間」とされています。急速に高齢化が進むなかで、この自立した生活ができる期間をいかに伸ばすかが大きな課題となっています。

今回は、この健康寿命に関連した「フレイル」を特集する東京都豊島区『広報としま』平成31年4月1日号(特集版)の“フレイル特集!(1)(2)”を取りあげます。「フレイル」とは健康な状態から要介護状態へ移行する中間の段階で、加齢に伴って筋力や認知機能などの心身の力が低下している状態のことです。この記事では、「フレイル」を予防する方法、また「フレイル」から健康な状態に戻すために必要な「栄養」「運動」「社会参加」の3つの心がけが解説されています。
1.栄養
筋肉量を保つためにたんぱく質を意識的に摂ることが大切。
2.運動
散歩の距離を増やすなど日常生活のなかで行なう動作を増やすことが大切。
3.社会参加
社会とのつながり・交わりを維持することが大切。
また、この記事のなかでは、運動・社会参加をともに行なっているときの「フレイル」に対するリスクを1.00としたときの、リスクの割合がグラフで示されています。運動をしていないリスクと社会参加をしていないリスクが数値化されていますので、ぜひ読んでいただきたいと思います(自分の現状を簡単にチェックできる「イレブン・チェック」も掲載されています)。

「フレイル」予防対策はいろいろあるようですが、社会参加につながる友人や仲間を作ることが有効のようです。友人と一緒に外出すれば、必然的に運動することにもなりますし、食事がおいしく感じられます。若い時は意識せず行っていたことですが、年齢とともにできなくなります。意識していなかった行動を意識的に行っていくことが大切なのだと思います。

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フレイル特集!(1)

フレイル特集!(2)

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