『おすすめリスト』にある本を読んでみよう!
毎年4月23日は「子ども読書の日」です。これは子どもたちが積極的に読書活動を行う意欲を高めるための「子どもの読書活動の推進に関する法律」で定められたものです。ユネスコが、シェイクスピアとセルバンテスの命日である4月23日を「世界・本と著作権の日」としていることなどにちなんだものです。4月になると自治体広報紙にも“読書”に関連する様々なイベント記事が掲載されます。
今回は、東京都品川区『広報しながわ』平成31年4月1日号の“たのしい本に出会おう!4月23日は「子ども読書の日」”を取りあげます。この記事は、「子ども読書の日」にちなんで行われる様々な催し物の紹介です。品川区内の図書館では、ブックフェアやおはなし会、バッグ・ストラップの手作り会、映画の上映といったイベントにくわえて、“子どもの本のリサイクル市(4月21日)”が行われるようです。これは品川図書館のみで行われるイベントで、古くなった図書館の本が無料で提供されるものです。当日は午前8時40分から整理券が配付されますので、かなり人気のイベントのようです。また、品川区の図書館では、図書館員オリジナルの『おすすめリスト』を発行しているそうです。これは学年別の推薦本を紹介したものですが、書名だけではなく本の表紙と紹介文も掲載されていますので、とてもわかりやすくなっています。これは品川区図書館ホームページで見ることができます。
平成30年4月に『第四次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画』(文科省)が公表されました。そのなかに、小中学生の不読率(1か月に一冊も本を読まない子どもの割合)が改善傾向にあるとの記述がありました。子どもたちの読書活動を家庭、学校、地域団体が一体となって支援してきた効果が少しずつあらわれてきているのだと思います。
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