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【働く女性の注目記事】腰曲がりは先の話?


小池恵美

2019.04.25 広報きたもと 平成31年4月号 埼玉県北本市

広報誌きたもとに掲載されている第78回健康豆知識によると、「歳をとると腰が曲がる」のは当たり前という考え方は、さらなる危険を見過ごす可能性があるとのことです。

腰が曲がった姿勢は、自然に視線を下に落としがちになり、周りを見えにくくします。視界が狭くなると、すれ違う自転車や車に気付きにくくなってしまい、転倒や事故につながることも。高齢の方が転倒して骨折すると、そのまま寝たきりになってしまう危険もあります。

腰が曲がる要素として、骨粗鬆症が原因による圧迫骨折をしているケースが多く見られています。骨密度は年齢とともに低下していくため、骨粗鬆症はこれまで中高年の病気と考えられてきました。しかし最近、極端なダイエットや食習慣の影響により、若年層の女性にも、骨がもろくなっている方や骨粗鬆症の方が増えてきているそうです。骨粗鬆症は腰だけに留まらず、全身の骨を弱くし、からだ全体にダメージを与えてしまうので注意が必要です。

年齢にかかわらず、骨密度を増やし骨粗鬆症を防ぐためには、毎日の食事でカルシウム摂取を意識することがとても大切です。牛乳を毎日飲んでいるだけではカルシウムを体内に吸収することは難しく、ビタミンDやマグネシウムを一緒に摂ることが重要になります。太陽の光を浴びて適度な運動をすることも忘れてはいけない課題と言えるでしょう。

腰は、ある日突然曲がるわけではありません。腰が曲がった状態で遭遇する危険を意識するとともに、骨を強くする食生活や運動を見直してみましょう。毎日シャキッとした姿勢で、こころもからだも健康に過ごせたら素敵ですね。

 

保健・子育て(2)

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