【働く女性の注目記事】勇気を持って踏み出そう!海外への一歩
2020年度から、小学5.6年生は英語を正式な教科として学ぶことになります。
来年は東京でオリンピックが開催されることもあり、今後英語への関心はますます高まっていくでしょう。
広報おおむらによると、長崎県大村市では、米国やポルトガルの姉妹都市でホームステイする学生を募集しているそうです。
生きた英語の習得や異国の文化に触れるまたとない機会なので、ぜひ参加してほしいと思います。しかし、頭も心も柔らかい若い世代にとって、英会話の上達よりも有意義なのは「自らがマイノリティーである環境に身をおく」経験ではないでしょうか。
海外で暮らすと、誰も人の気持ちを察して空気を読んではくれないので、理解してもらうには言葉で伝えなくてはなりません。そのためにはまず自分自身の意見や考えを持つこと、そして一生懸命発信しようとする姿勢が大切です。そこに英語のうまい下手は関係ありません。
また、自分とその国の人たちとの違いを、まざまざと感じると思います。言語はもちろん習慣や文化など、自分の常識が世界の常識とは限らない、そんな当たり前のことをあらためて実感することでしょう。そして、人と違うのはおかしなことでも悪いことでもない、ということに気づくはずです。
海外で今のうちにたくさん恥をかいて失敗して、明日への糧としてください。まさに「みんなちがって、みんないい」という世界を体感してきてください。
そういう経験をした若い世代が増えたら、今の日本に失われつつある「寛容さ」が戻ってくるのではないでしょうか。