民生委員は私たちと行政機関への「つなぎ役」です。
全国民生委員児童委員連合会は、毎年5月12日を「民生委員・児童委員の日」として、また、この日から1週間を「活動強化週間」と定めています。この民生委員・児童委員制度は大正6年(1917)に始まったもので、100年以上の歴史を持つものです。現在、全国で23万人を超える民生委員が活動しているそうです。
今回は、福岡県広川町の「広報ひろかわ」令和元年5月1日号の“民生委員・児童委員特集”を取りあげます。この記事では、民生委員・児童委員はどのような人たちなのか、どのような活動をしているのか、が丁寧に説明されています。記事によると、民生委員とは厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、任期3年の無報酬のボランティアです。また、この記事には「高齢者や障がい者、子育て世帯からの相談、定期的訪問」、「子どもたちの登下校の見守り・声かけ、パトロール活動」、「乳児家庭への訪問」など幅広い活動が掲載されています。具体的な活動が紹介されていますので、私たちが、どんな時に相談できるのかがわかります。この特集は、ひとりで悩んでいる人が民生委員に相談するきっかけになるものだと思います。
行政は、様々な分野で便利なサービスを提供してくれています。ただ、自分の悩みを助けてくれるサービスがあるのか、あってもそれを受けることができるのかはなかなか判断できません。そういう場合に、地域の民生・児童委員に相談できるということはとてもありがたいことです。同じ地域で暮らす住民の一人として、さまざまな生活上の困りごとについて相談に応じてくれる民生・児童委員は地域にとってとても大切な存在です。
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