危険ブロック塀の撤去を
昨年6月に発生した大阪府北部地震。その際に、ブロック塀倒壊による死亡事故発生という痛ましいニュースがありました。
発生直後、全国でブロック塀の点検や改修が行われました。個人所有のブロック塀については、改修のための費用を助成する仕組みが作られて、改修も進んだようです。
ですが、全ての危険が解消されたわけでは当然ありません。
とは言え、様々なニュースが日々流れる中で、どうしても、ブロック塀の危険性についても忘れ去られつつあるのではないでしょうか。
災害被害の風化が指摘されるところですが、その対策へ向けた取り組みも、どうしても忘れられがちです。
そんな中、地道にブロック塀の危険性について喚起し、その改修費用の補助に関する説明を行う記事が兵庫県三田市の広報誌にありました。
その補助制度の受け付けが令和2年2月28日までとのことで、注意喚起がなされています。
補助対象経費はブロック塀の撤去に要する経費、補助金額は補助対象経費の3分の2以内とされています。
全額を補助で賄うことは出来ませんが、倒壊の可能性がある危険なブロック塀は自身だけではなく、周囲の人にも迷惑をかけることにもなりかねません。この機会を利用して、出来るだけ早期の撤去を。そして、必要であれば耐震性の高い塀などの設置を行いたいものです。
三田市だけではなく、全国で同様の補助制度がありますので、この記事を見て、気になるブロック塀が自宅などにあれば、自身の住む自治体での補助制度について調べてみても良いと思います。