【働く女性の注目記事】安心して働きたい!~子どもが病気になったとき
小さなからだ全体がゆだったように熱く、目は潤み、離れるのを嫌がってぐずる―― そんな体調を崩した子どもを目の前にして、共働きあるいはひとり親である私たち働き手の多くは、公私共に心配が尽きないものです。
第一に子ども自身の心配。看護のために仕事を休む際の調整や負担に関する心配、そして家族や自分自身の体調管理の心配。環境によっては、就労できないことによる収入減への不安もありますね。
とはいえ仕事をしている以上、どうしても休むのが困難なときもあります。そんなとき、強い味方になってくれる仕組みのひとつが病児保育です。
厚生労働省が推進していることもあり、近年、病児保育事業は拡充されています。
広報紙『広報ちゅうおう』2019年5月号「保健と福祉~がんばれ子育て」では、山梨県中央市の病児・病後児保育事業について紹介されています。病児保育事業は、厚生労働省が適用した実施要綱に基づき各自治体で実施されています。山梨県ではこの事業の広域化を図っており、在住自治体内に限らず、県内各所の病児・病後児保育施設で空きがあれば、利用が可能とのことです。
自治体をまたいで通勤することはごくありふれたことですし、預かり数の実質拡大はとてもありがたいですね。私たちが安心して働く上で、広域化は非常に有効な取り組みといえるでしょう。
行政側は積極的に受け皿となる仕組みを整えています。看護休暇制度や、カバーし合うのが前提の人員配置など雇用側の労働環境向上とも合わせれば、よりいっそう安心して働ける社会になっていくことでしょう。