毎月19日は“家族みんなでご飯を食べる日”。
毎年6月は「食育月間」、毎月19日は「食育の日」です。「食育基本法」が施行されてから10年以上が経過して「食育」という言葉も広く浸透しつつあります。この法律は、日本人の栄養の偏りや不規則な食事、肥満・生活習慣病の増加といったさまざまな課題を背景に制定されたものです。6月に入ると、国、自治体、関係団体などによって各地で「食育」イベントが行われます。
今回は、「食育」の記事のなかから静岡県御殿場市「広報ごてんば」令和元年6月5日号の“6月は食育月間・毎月19日はごてんば食育の日”を取りあげます。最近の若い人たちは何も食べずに会社に出かけるということが習慣になってしまっているようです。この記事は、朝食をとれない人を対象に“朝食をとるメリット”を解説してくれています。朝食をとることで<生活リズムの調整>、<午前中の活動エネルギー補給>、<太りにくい体づくり>といったメリットが指摘されています。朝食をとれない習慣になっている方にはぜひ読んでいただきたいと思います。また、御殿場市では、毎月19日を「共食(きょうしょく)」の機会を作っていくことを目標にした”「みんなでご飯を食べる日」に設定しているようです。新たに策定された『御殿場市食育推進計画』を見ると、“家族で食卓を囲みながらコミュニケーションをとる”ことがとても大切されていることがわかります。
「食育」というと、“子ども”のためだけのものと思う人も少なくないかもしれません。しかし、食べるという行為は、生きるための基本的な営みですので、赤ちゃんからお年寄りまですべての人に「食育」は必要なものです。つまり、食事を「つくる」、「食べる」といった日常生活のなかでの習慣として「食育」を意識することが大切です。各地で行われる食育イベントが「食育」の大切さをあらためて認識する機会になればよいと思います。
☆静岡県御殿場市の観光情報
御殿場市のイベント、観光スポット、歴史・文化などを紹介した「御殿場市観光協会」ホームページはこちらです。