食中毒予防の正しい知識を確認しよう!
1年中のうち6月から9月かけては食中毒の発生が多くなる時期です。その原因となるのが、腸管出血性大腸菌(O157など)やカンピロバクター菌、サルモネラ菌、ノロウイルスといった細菌やウイルスです。食中毒の発生件数は年間を通じて自治体ホームページに掲載されています。ただ、とくに発生件数が多くなる今の時期は、ホームページだけではなく、広報紙にも食中毒防止の注意喚起の記事を掲載する自治体が数多くあります。
今回は、食中毒防止に関連した記事のなかから福岡県北九州市『北九州市政だより』令和元年6月15日号の「特集 食中毒を防ごう」を取りあげます。この記事は、厚生労働省が提唱している「食中毒予防の3原則・6つのポイント」を解説するものです。とくに、(1)「食品の購入」、(2)「家庭での保存」、(3)「下準備」、(4)「調理」、(5)「食事」、(6)「残った食品」といった6つのポイントについては、具体的なQA方式で具体的に説明されていて、とてもわかりやすくなっています。たとえば、「下準備」においては、「冷凍食品を室温で解凍すると、食中毒菌が増える場合があるので、解凍には冷蔵庫や電子レンジを使いましょう」とあります。また、「調理」においても「新鮮な食材=安心・安全ではありません。」との注意が書かれています。この記事を読んで、これまでの自分の行動や考え方が食中毒の予防になっていないことに気づかされました。
日本でもっとも多い食中毒は、カンピロバクター菌によるもので、ほんの少し口に入っただけでも感染の可能性があるそうです。とくに、子どもや高齢者は感染すると重症化するおそれがあるので、「食中毒?」と思い当たる場合は医療機関での受診が必要です。これからの季節は、家族や友人たちとバーベキューを楽しむ機会が多くなると思います。食中毒予防の正しい知識をもって安全に楽しんでいただきたいと思います。
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