10月1日から消費税10%に
10月1日から消費税が10%に改定されます。これにより、様々なところで変化が生じます。自治体の広報紙でも、その変化に関する記事が増えてきたように思います。
例えば、島根県安来市の広報誌では、市の公共施設の使用料・利用料に関する変更についての記事が掲載されていました。
消費増税に乗じて値上げをするわけではなく、例えば、使用料が1000円で消費税分80円、合計で1080円と表示されていた施設が今回の増税で消費税分100円となり、表示で1100円となるというだけです。ですが、あらゆる公共施設でそのような表示上の変化があるので、その影響は広範囲に及びます。
安来市の記事では、公共施設の使用料・利用料の他にも、ごみの処理の関する各種の手数料など、水道料金、下水道使用料、駐輪場料金についても変更が告知されています。
全般的に数十円程度の変更になりますが、日々の生活に直接関係があることですので、きちんと確認しておくことが求められます。
例えば、消費税8%に合わせて切りが良くなるように設定されていたりすると、今度は10%になって、かえって切りの悪い数字になることもあります。
安来市の例でも、健康増進施設の利用料の一部が消費税8%で切りが良くなるように設定されていて、現状では200円や300円だったりするのですが、今後はそれぞれ210円や310円に改定されます。
公共施設は電子的な決済手段を使えないことも多いので、そのような端数が生じると、案外手間になります。
10月1日と言っても、もうあっという間ですので、身近な料金の変更などはあらかじめ確認しておきたいところです。