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長崎で最も小さい町の情報を伝える…ネット時代の広報紙の役割

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2019.10.28 つたえる県ながさき 第43号(令和元年11月号) 長崎県

 長崎県は、いくつの島があるかご存知でしょうか? その数、なんと594なのだとか(注)。すごい数です。長崎県の広報紙に『つたえる県ながさき』という名前が付けられているのにも納得してしまいました。県を構成する島の隅々まで「伝える」のは、大変なのことなのかもしれません。

 今号の広報紙『つたえる県ながさき』巻頭は、「つたえるけん・小値賀町」という記事でした。小値賀町は長崎県で最も小さな町で、小値賀本島を中心とした大小17の島からなっています。

 五島列島の北部に位置し、美しい自然に恵まれた小値賀町には、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産である、キリシタンが移住しひそかに信仰を守り続けた「野崎島の集落跡」があります。また704年に遣唐使船団の航海の安全を願って創建されたと伝えられる地ノ神嶋神社、ポットホールという岩場にある穴…など、観光資源に事欠きません。

 特集面では、古民家を再生したレストラン「敬承 藤松」が紹介されていました。海の幸が味わえる、とっておきのスポットです。また、同じ号の「つたえールけん~県内で頑張っている企業や人にエール(応援)を送ります!」というコーナーでも、小値賀町にある「島宿御縁」やウェブサイト「島のリアル」が紹介されていました。いろいろな人が、今、小値賀町を元気にしようとしていることが伝わってきます。

 こうした町の情報を県の広報紙が報じることで、長崎県内の人に広く「伝える」ことができます。「安、近、短」が旅行・行楽のキーワードといわれて久しい昨今、県内の方々にとっては次の旅行の候補になるかもしれません。

 それだけではありません。マイ広報紙に掲載され、インターネット上に公開されることで、私のような遠く都心に住む人にまで伝わりました。情報が溢れている今、溢れているからこそ、たどり着けず伝わらない情報があります。こうした埋もれがちな情報に焦点を当て、「県」から広報し、地方活性化のつなげていく…。そんなことも、ネット時代の広報紙の重要な役割なのかもしれません。

注) 陸地面積が1000m2以上のものを島とした場合
ながさきの「しま」(https://www.pref.nagasaki.jp/sima/index.html)参照

 

つたえるけん・小値賀町

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-20-5 石川ビル3階

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