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自治体の皆さまへ

台風にみまわれた “第2のふるさと”を心配する人へ…町からの手紙

「子供のお金教育を考える会」代表、文部科学省消費者教育アドバイザー、神奈川県消費生活審議会委員、経済教育学会理事
あんびるえつこ

2019.11.11 町報きょなん 令和元年11月号 千葉県鋸南町

 この秋、いくつのも台風が日本に被害をもたらしました。被害の大きかった千葉県の南部に位置する鋸南町は、広報紙『町報きょなん 令和元年11月号』の一面で、「台風 15 号からの復旧・復興に向けて」と題した記事を掲載しています。

 記事によると、鋸南町には、全国の自治体・企業・団体・個人等から救援物資、義援金やふるさと納税寄付金などの支援があったそうです。またボランティアも10月22日の閉所までの39日間で、延べ4,559名もの方が参加されたということです。

 紙面には、こうした支援の報告とともに、全国から町に寄せられたメッセージも掲載されていました。かつて鋸南町に住んでいたという人、毎年家族で海水浴に来ているという人…。数々の温かい声が寄せられていました。こうしたメッセージに、多くの町民が励まされることでしょう。

 鋸南町は、きれいな海水浴場がある温暖な地で、首都圏からもそう遠くないため、数多くの観光客が訪れるところです。報道で千葉県の被害を知って、かつて観光で訪れた鋸南町のことが心配になった人もいたことでしょう。私も故郷の横須賀市からフェリーですぐということもあり、幼いころから鋸山を訪れたり、海で泳いだりしていましたから、鋸南町は“第2のふるさと”のような地です。

 こうした町民でないけれど、町への思いがある人たちにとっても、この紙面は大きな役割を果たしているように思えます。ちゃんと支援金が届いているのだと安心したり、お互いの思いを確認したりする、町からの手紙のように受け止めることができるからです。

 台風 15 号の後にも、大雨に見舞われた千葉県。その後の鋸南町の様子も気になります。復興には、まだまだ時間を要するかもしれません。また広報紙をチェックして、“第2のふるさと”からの「元気にやっているよ」という手紙を待ちたいと思います。

 

台風 15 号からの復旧・復興に向けて

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