あらためて知ろう民生委員と児童委員
厚生労働省のWebサイトには、次のように書かれています。
「民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める方々であり、「児童委員」を兼ねています。」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/minseiiin/index.html
この民生委員。地域で大変重要な役割を果たしていますが、なり手不足が問題となっています。
東京都町田市では、この民生委員と児童委員の改選に関する特集号が発行されています。
紙面を確認すると、民生委員・児童委員の担当地区(域)一覧のみが掲載されていることが分かります。
紙面には地番と担当委員の氏名が掲載されているのですが、一人で複数の地区を担当されている委員も少なくなく、この制度が熱心に活動してくれる委員に支えられていることがよく分かります。
何より、「欠員」とされている地区(域)も見受けられます。実際には、地番はあっても、そこに住民がいない地区(域)というところもあるでしょうから、「欠員」が直ちに大きな問題だということにはならないのでしょうが、それでも少なくない数の「欠員」が目に入ってきます。ここにもなり手不足の問題が影を落としているということだと思います。
常に全ての住民が民生委員や児童委員のお世話になるというわけではないので、普段、その重要性や必要性に気付きにくいところではありますが、このような改選の機会などに、その有り難さに思いを巡らせたいところです。