秘宝・秘仏の公開~まだまだ続く仏像ブーム。
2000年代後半からはじまった「仏像ブーム」。すでに10年以上も続いています。ブーム以前は、仏像鑑賞といえば高齢者の趣味だと思われていましたが、最近では若者たちの間でも仏像の鑑賞が人気になってきているといわれています。とくに「仏像女子」といわれる仏像好きの若い女性が増えてきているそうです。
今回は、歴代天皇のゆかりの場所が数多くある京都府木津川市「広報きづがわ」2020年3月号の“2020春の特別公開”を取りあげます。この記事は木津川市に残る多くの文化財のなかから、2020年の春に公開されるお寺の紹介です。今回、弘法大師空海とともに三筆のひとりである嵯峨天皇ゆかりの岩船寺をはじめ、国宝の阿弥陀堂のある浄瑠璃寺や数多くの文化財を所蔵する神童寺などが公開されます。期間限定で公開される秘宝・秘仏もあるそうですので、仏像好きの皆さんには重要な情報になりそうです。また、この記事にはありませんが、木津川市には聖武天皇ゆかりの恭仁宮跡があります。恭仁宮は、聖武天皇が743年に墾田永年私財法を定めた歴史上重要な舞台になった場所です。現在は石碑が置かれていて、さくらを楽しむことができる散策スポットになっているそうです。
文化財保護法で指定されている重要文化財は常時公開されているとは限りません。期間限定で公開されるものもあります。タイミングを逃してしまうと一生見ることができないものも少なくないようです。見られるか否かは公開の情報を確実にキャッチすることが大切です。
☆京都府木津川市の観光情報
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