“コケ”の観察は2時間半で300メートル!
文部科学省が3年ごとに実施している「社会教育調査(博物館調査)」によると、登録された博物館の数は全国で1256館(都道府県161館、市区522館、町74館ほか)あります。入館者数は増加傾向にあり、平成26年度の入館者数は1億3000万人近くにもなっているそうです。自治体広報紙にも地域のさまざまな博物館の紹介記事をしばしば見かけます。
今回は、そのなかから愛媛県久万高原町の「広報久万高原」2017年11月号の「ふるさと魅力発信/面河山岳博物館」を取りあげます。面河山岳博物館は四国山地西部に位置する標高1,982mの石鎚山系に生息する動植物や岩石、石鎚山岳信仰・登山史などを紹介する博物館です。この記事は“木と森の町”久万高原町に生息する“コケ”を紹介するものです。最近は女性を中心にコケの人気が高まっていて、コケ玉やコケ・テラリウム(瓶の中にコケを飾ったもの)をインテリアに利用する人が増加しているそうです。コケは森の緑で繊細でふかふか、地面でスポンジのように水を蓄え、他の植物の苗床のような役割を担っているということです。この記事にはありませんが、面河山岳博物館ホームページには面河渓散策マップをはじめ、写真やイラストが掲載されていて、紹介文を読むと久万高原町が本当に自然豊かな場所であることが伝わってきます。
博物館は、歴史、芸術、民俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し,保管、育成して、後世に伝えるために研究、公開することを継続して行う機関です。資料館、美術館、歴史館、科学館、水族館、動物園、植物園とも呼ばれ、それぞれの目的や活動が非常に多様であることが特色です。現在、「マイ広報紙」ホームページ上で「博物館・美術館イベント」の特集を組んでいますので、行ってみたい博物館が見つかるかもしれません。
☆愛媛県久万高原町の観光情報
久万高原町のイベント、観光スポット、食、宿泊、歴史・文化などを紹介した「久万高原町観光協会」ホームページはこちらです。