【働く女性の注目記事】いざという時のために、AEDのことをもっと知ろう!
12月に入り、本格的な寒さが到来し朝晩の冷え込みもぐっと厳しくなってきました。
寒い冬には、急激な温度変化で血圧が大きく変動し体に影響を及ぼす「ヒートショック」が起こりやすく、それによって心筋梗塞などで突然死してしまう人の割合が高くなるそうです。
もし、心肺停止で倒れているところに遭遇したら?そんな時に役立つのがAED(自動体外式除細動器)です。AEDは心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態に対して、電気ショックを与え正常に戻すための医療機器で、駅や公共施設などに設置されているのを見かけるようになりました。
広報メロディー2017年12月号では、「AEDは寒さに弱い!適正な保管温度でしっかり管理」という記事が掲載されています。AEDが、寒さに弱いということをご存知ですか?私はそのような弱点がある事を初めて知りました。AEDの電極パッド表面には粘着性のジェルが塗られており、このジェルは、気温が0℃を下回ってしまうと凍り付くことがあるそうです。そのため、正常な電気ショックが行われず、バッテリーの動作も不安定になるなど適切な措置ができなくなるというのです。寒さによる不具合だけでなく、設置して年月が経過しているのに点検を怠り使えないケースもあるとか。管理する側の日頃の点検はもちろん重要ですが、AEDに関する本で知識を深めたり、自治体などで行われる「救命講習」などで技術を身につけたりするなど、いざという時のために備えることがとても大切だと思いました。