千葉県の学校給食は“千産千消”!食育を大切にする大多喜町の取り組み。
日本の学校給食は世界的にも高く評価されています。学校給食は1889年に山形県鶴岡町(現在の鶴岡市)の小学校で始まり、戦後の1947年から本格的に開始されたそうです。1950年には「全国学校給食週間」(1月24日~30日の1週間:文部科学省)が定められ、現在まで学校給食の充実・発展が続けられています。
今回は、給食に関連する記事のなかから千葉県大多喜町の「広報おおたき」2018年1月号(NO.592)の“私たちの学校給食”を取りあげます。これは大多喜町の子どもたちが毎日食べる給食の特集記事です。大多喜町では、子どもたちの健康を考え日々献立を工夫する栄養士、実際に食材を扱う調理員、作りたてを学校に届ける運転手、良い食材を購入する手筈を整える事務員の計15名によるチームワークで、毎日620食を学校に届けています。この献立は、地産地消(“千産千消”)を基本としながら、季節の味と郷土の味を大切にしているそうです。また、栄養士の先生は週に1~2回は子どもたちと一緒に給食を食べて、子どもたちの好みを献立作りに役立てているということです。
ちなみに、子どもたちの人気メニューは
1 主食 わかめごはん
2 主菜 からあげ
3 副菜 ブロッコリーのおかかあえ
4 汁物 ABCスープ
5 デザート お米のムース
と紹介されています。わかめご飯やブロッコリーが人気になっているのは、給食づくりに関わる方々の工夫の結果だと思います。
最近の学校給食では、“子どもたちの食生活の改善”から、食に関する正しい理解と適切な判断力を養うといった“食育”が重視されています。多くの自治体で食育への取り組みが始まっていますが、大多喜町では千葉県内初の“中学生の学校給食費の全額補助”を行っているそうです。「食育」の重要性を真剣に考える大多喜町の姿勢が表れている施策だと思います。
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