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自治体の皆さまへ

相馬市に誕生した新たな祭り“福節祭”!

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2018.01.23 広報そうま(平成30年1月15日号) 福島県相馬市

2月3日は節分です。節分は“季節の分かれ目”という意味で、それぞれの季節のはじまり(立春、立夏、立秋、立冬)の前日をさすものです。2月の節分は旧暦の“大晦日”にあたり、とても大切な日とされていました。2月の節分に行われる豆まきは、災いを起こす鬼を家から追い出して福を招き、無病息災を祈る行事となっていますが、大豆の代わりに落花生をまいたり、「福は内、鬼は内」といった声をかけるなど地方によって風習が異なり、さまざまな特徴をもつ伝統行事となっています。この時期、自治体広報紙にも各地方の特徴ある節分行事が紹介されています。

今回は、その節分行事のなかから福島県相馬市の「広報そうま」平成30年1月15日号の“福節祭(ふるさと行事)”を取りあげます。この福節祭は、2013年から相馬市で始まったもので、みそぎ祭りと節分、恵方巻きを掛け合わせた祭りだそうです。御祈願で厄をはらい、みそぎで厄を流し、豆で家をはらい、そして食べて福を呼び込みます。みそぎには参加できないかもしれませんが、多くの方が集まって厄をはらい、福を呼び込む行事に参加すると御利益が得られそうな気がします。今年は、2月4日(日)の午前10時から相馬神社の境内で行われるということです。

いま地域コミュニティの衰退が大きな問題になっています。そのなかで、地域に新たな祭りが誕生することは大きな意義があると思います。地域には時代を超えて受け継がれてきた行事が少なくありませんが、新たなに誕生した祭りも伝統行事として、ぜひ地域に受け継がれていってほしいと思います。

☆福島県相馬市の観光情報
相馬市のイベント、観光スポット、食、宿泊、歴史・文化などを紹介した相馬市観光協会オフィシャルサイトはこちらです。

 

福節祭(ふるさと行事)

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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