あらかじめ知っておきたい 引っ越しの手続きのこと
引っ越しシーズンを前に、愛知県岡崎市の広報紙『市政だより 「おかざき」 2月15日号』が「引っ越し手続き忘れずに」という特集を組んでいました。
引っ越しは人生の中で、そう何度も経験するものではありませんし、手続きの方法も変わることがありますから、こうしたタイミングのよい記事は引っ越しをひかえている人にとって、本当に助かるものです。
記事を読んでみると、引っ越しの手続きには、いろいろな「持ち物」が必要になってくるのだなと、改めて感じます。
特に注意したいのが、「マイナンバーカード」。新しい住所を記載するために必要ということですが、「マイナンバーカード」が導入されてまだ2年。導入前に引っ越し経験がある人ほど、こうした新しい手続きに戸惑うかもしれません。
この記事には、届け出や申請といった手続きの際に必要な「本人確認」についても詳しく説明されていました。「本人確認」には、官公署が発行した本人確認書類である運転免許証、在留カード、特別永住者証明書、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、健康保険証、年金手帳・資格証などのうち、どれか1つではなく、2種類以上が必要だということ。またマイナンバーが記載されていても「通知カード」は本人確認書類にはならないことも書かれています。
昨年、息子の友達が地方の国立大学に合格し、息子も引っ越しの手伝いに行きました。話を聞くと、本当に引っ越しは慌ただしいものだったそうです。それもそのはず、合格発表が3月20日すぎで、大学の入学式が4月初め…わずか10日ほどで引っ越しを済まさなければならなかったのですから。
こうしたひとり暮らしを始める新入生だけでなく、企業の人事異動なども重なるのが、3月、4月の引っ越しシーズン。当然、窓口の混雑も予想されます。混雑緩和のためにも、スムーズに手続きを済ませられるよう、あらかじめ手続きを確認しておくことが大切なのですが、引っ越しの際には不動産の手配など、それでなくてもすることが多いのも事実。行政の手続き方法をサイトで事前に確認する…などということは、忘れてしまいがちかもしれません。こうして広報紙で、早い時期に目に留まるようにしてもらえると、心づもりができて助かりますよね。本当に「痒い所に手が届く」記事だと思いました。