これからの図書館は地域の“コミュニケーション拠点”になる。
文部科学省が発表した『社会教育調査報告書』によると、社会教育施設全体は減少傾向にあるものの、図書館は過去最高の施設数になっていて、図書の貸出冊数は年間6億冊を超えているそうです。社会教育施設のなかでも、地域の図書館は小さなお子さんから高齢者まで誰もが利用しやすい施設のひとつになっています。
今回は、この図書館に関連した記事のなかから福岡県北九州市の「北九州市政だより」平成30年3月1日号の“春も読書 図書館へ行こう 小倉南図書館オープンと便利な図書館サービス”を取りあげます。この記事は、市内に新たにオープンする小倉南図書館と便利なサービスの紹介です。新たな図書館は、建物正面のガラス張りや吹き抜けのエントランスホールがあり、屋外でも読書を楽しむことができるさまざまな工夫がなされているそうです。知の集積のひとつとして、読書環境の向上や地域のぎわいの創出が期待されているということです。また、便利なサービスとして駅での本の返却や電話でのレファレンスサービスなどが紹介されています。普段から図書館を利用していても気づかないサービスもあるかもしれません。さらに、市の図書館では約300人の“読み聞かせ・読書ボランティア”と約280人の“図書館ボランティア”の方々が活動しているとのこと。市と地域の方々がともに汗をかきながら図書館を運営していることがうかがえます。
図書館は年齢や性別を問わず、誰でも利用できる施設です。より多くの方が集まれば、そこに多様なコミュニケーションが生まれ、新たな知の創造も期待できます。これからの図書館は地域のコミュニケーションの拠点として、これまで以上に多様な役割を担っていくものと思います。
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