企業にとって価値のある自治体広報紙の記事とは
先日、とある企業の方と自治体広報紙に掲載されている情報について話す機会がありました。
企業にとって価値のある情報とは何か。それが自治体広報紙に掲載されているのか否か。普段、どんな機会に自治体の発信する情報を企業は得ようとするのか。
このような質問をさせて頂くことで、受け手に応じて自治体の広報紙も「見え方」「読まれ方」が異なるのだということを知りました。
その会話のなかで、「入札に関する情報」は企業にとっても気になる情報であるということを教えて頂きました。自治体は様々な入札を行っており、特にどのような案件が予定されているのか気にかけているということでした。
入札の案件に関する記事は必ずしも掲載されていないのですが、入札の結果についての情報は目にすることがあります。
今回紹介するのは熊本県高森町の広報紙の記事ですが、ここには直近の入札や契約の結果の一覧が掲載されています。
この記事は入札や契約の結果なので、新たな案件を探している企業にとって必ずしも有用な情報ではないのかもしれませんが、毎年同様の案件が入札にかかわるということもありますので、次年度へ向けてこのような入札結果の情報を収集しておくことは十分に意義のあることだと思われます。
マイ広報紙に登録された記事も十分に蓄積されてきましたので、「入札」で検索することで、相応な量の情報を入手出来るような状況にあります。使い方次第では、必要とする情報を得ることも出来るような状況が整いつつあると言えます。
先の企業の方には、「是非、マイ広報紙で検索をしてみて下さい」とお伝えしましたが、これまで自治体広報紙自体に触れて来なかったような方々がマイ広報紙などを通じて記事に触れてみることで、新たに得られる知見もあるのではないかと思います。
記事検索を通じて、今回紹介したような高森町の記事も「発見」され、そこから新たな何かが生み出される。そんなことを想像しました。