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みんなでOPEN!シズオカオープンデータプロジェクト

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会会員、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2015.12.08 広報しずおか「静岡気分」平成27年11月号 静岡県静岡市

最近、「オープンデータ」(※)という言葉を聞くことが多くなりました。総務省ホームページには、オープンデータの意義や目的とともに、総務省の取り組みが詳しく紹介されています。また、自治体によるオープンデータへの取り組みについては、自治体が発行する広報紙に関連記事が掲載されるようになってきました(“マイ広報紙サイト”でも「オープンデータ」に関する記事を検索することができます)。

今回は、オープンデータ関連の記事のなかから静岡県静岡市「広報しずおか『静岡気分』」11月号の“みんなでOPEN!シズオカオープンデータプロジェクト”を取りあげます。この記事では、オープンデータの必要性をはじめ、静岡市の取り組み(カタログサイト運営やアプリコンテスト開催)が紹介されるとともに、オープンデータの効果として以下の3点が示されています。

・他市の市役所と情報を共有することにより、少子高齢化、防災など自治体が共通して抱える課題に協力して取り組むことができる。
・市役所の各課が情報を共有することにより、業務を効率化することができる。
・民間企業と連携し、まちづくり、防災、観光などで使えるアプリを開発することができる。

自治体オープンデータ事業の広がりが、地域の課題解決や産業の活性化などに結びつくことが期待されているようです。自治体のオープンデータ事業はまだ始まったばかりであり、事業として馴染みのないものですが、自分が住む自治体がオープンデータを公開しているのか、またどのような情報を公開しているのかを確認することは地域について考えるきっかけになるかもしれません。

※政府におけるオープンデータは「機械判読に適したデータ形式で、二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータであり、人手を多くかけずにデータの二次利用を可能とするもの」とされています(総務省ホームページ)。

みんなでOPEN!しずおかオープンデータプロジェクト

広報しずおか「静岡気分」平成27年11月号

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