【働く女性の注目記事】~だれでも認知症かふぇ~ はこだての取り組み
私の母は認知症です。数年前から通院、服用していて、いわゆる「見守り」で誰かつけば、ゆっくりでも自分のことはできる状態です。
父の負担を考え、デイサービスに行ってもらおうと見学にも行きました。しかし、母の中では変なプライドと偏見がしっかり根付いているようで、その度に反対に怒り出し、症状が一気にでてきて大変な事になりました。
父がホッとできて、母にも脳トレ&刺激がある所はないかと探している時に、厚生労働省が発表した 「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」の中のオレンジカフェ(認知症カフェ)を知ったのです。
実家の近くにもあればいいのにと、すぐ思いました。でも、その前に少々高い敷居があることに気づいたのです。それは、まだまだ「認知症」が世の中に普通に受け入れられていないんじゃないかということ。
私や父は、母が「認知症」であることを普通に受け止めていたつもりですが、他の人と母の話になると、相手や周りからは「聞いていいかしら?」「かわいそう」「うちの親は大丈夫なんだよね」という雰囲気をあからさまに感じてしまいます。「認知症」は違う世界なのかな?と思い知らされる瞬間です。
今月の「市政はこだて」の中で2時間ですが、自治体がこのような場所を作られていることを知りました。自治体が少しずつでも「オレンジカフェ」を広げていき、今は大きく民間に頼っているこの取り組みを、もっと地域の中へ浸透させ、近い将来は普通のカフェとして存在する日が来ることを切に願っています。
「あ~、母の手料理がもう一度食べたいなあ」