新年は出初式から
人それぞれ、新年を感じる行事があると思います。
初日の出や初詣で新年を実感する人も多いのかもしれませんが、私はテレビのニュースで新年の消防の出初式の様子、特にはしごのり演技が放送されると、新年を強く感じます。
各地で消防の出初式は行われているのですが、東京都のそれは実に盛大です。会場は東京ビッグサイトという大規模なもの。それもそのはずで、出初式の起源は、江戸時代の万治2年1月4日(1659年2月25日)、江戸の上野東照宮で定火消によって行われた出初がはじまりと伝えられているのです。当時は、明暦の大火の後で、町民は苦しい復興作業にあたっていたとされています。そのような中で、老中の稲葉伊予守正則が定火消総勢4隊を率いて、上野東照宮前で「出初」を行い気勢をあげ、町民に希望と信頼を与えた。これが出初式の起源だというのです。
(参照:東京消防庁http://www.tfd.metro.tokyo.jp/inf/h26/12/dezome.html)
当初、1月4日に出初式は行われていましたが、東京での出初式は大正5年(1916年)から1月6日の開催となっており、来年も1月6日に実施予定です。
招待席の募集は既に終わっていますが、一般席は先着順で開放されています。東京都の出初式に参加するのは難しいという方は、お住まいの地域でも開催されるかもしれませんので、検索してみると良いと思います。その際には、まずは、マイ広報紙で「出初式」と打ち込んでキーワード検索してみて下さい。