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【働く女性の注目記事】風薫る五月のメンタルヘルス


前田元美

2018.05.10 美唄市広報「広報メロディー」 2018年5月号 北海道美唄市

 新緑が美しく、さわやかな季節になりました。スポーツや行楽などのベストシーズン。アクティブに活動される方も多いでしょう。しかし、この春に就職や進学、転居などで生活環境が大きく変わった方の中には、大型連休後に不眠や疲労感、やる気が出ないなど、体や心の不調を感じる方もいるのではないでしょうか。もしかすると「五月病」かもしれません。新しい環境にうまく適応できず、憂鬱な気分になるなどの症状の総称が、「五月病」です。

 北海道美唄市「広報メロディー」2018年5月号には、うつ病の回復過程についてのお話「明日の健康『うつ病の治り方』」が掲載されています。「五月病」は医学的には気分が落ち込んで気力や行動力が乏しくなった「抑うつ状態」。適応障害や軽度のうつと診断される場合もあり、適切な対処がされないと症状が悪化し、深刻な「うつ病」へと移行するケースもあるそうです。あなた自身は大丈夫だとしても、家族や友人、同僚などで、大型連休後に様子がおかしいと思う方はいないでしょうか。「五月病」や「うつ病」に限らず精神疾患では、早期発見・早期治療がとても大事。近年では、メンタルヘルスの問題に関して、様々なサポート体制を整える学校や企業も増えつつあります。また、地域の精神保健福祉センターなどでも相談を受け付けています。

 いくら気をつけていてもかかってしまう可能性がある「五月病」や「うつ病」。他人事と思わず、心のケアについて考えてみたいものです。

 

明日の健康

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