知れば知るほど楽しめる。日本の緑茶。
今年は早くも全国各地で真夏日を記録しました。暑い日に飲む機会が多くなるのがペットボトル入り緑茶です。緑茶は急須でいれるリーフ茶の消費量は減少傾向ですが、ペットボトル入り緑茶は増加傾向にあります。お茶はもともと鎌倉時代に栄西禅師が中国から「薬」として持ち帰ってきたもので、それが日本中に伝わり、それぞれの土壌、気候、地形によって地域で独自の進化を遂げてきたそうです。
今回は、地域特産のお茶を紹介する埼玉県狭山市の「広報さやま」2018年5月号の“特集 おいしい狭山茶を召し上がれ(1)(2)”を取りあげます。この記事は、静岡や宇治と並ぶ日本三大茶のひとつである狭山茶の特長とお茶の楽しみ方の紹介です。なぜ“味の狭山茶”と呼ばれるほど、狭山茶は甘く濃厚な味わいなのか。その秘密が狭山市茶業協会の生産部長さんから明らかにされます。また、狭山茶の楽しみ方が、「飲む」以外に、「食べる」、「体験する」ことが紹介されています。とくに食べる「狭山茶レシピ」は東京家政大学との産学官の連携で取り組まれ、学校給食にも狭山茶メニューが登場しているようです。そのほか、お茶の産地の広報紙ならでの役立つ知識もたくさん載っていますので、ぜひ一読をおすすめしたいと思います。なお、今年の狭山茶は、去年の末から今年2月までの寒さと3月からの暖かさによって例年になくおいしくなっているそうです。
昨今の海外の日本食ブームもあり、緑茶はアメリカをはじめ台湾やドイツなど世界中の国々に輸出され、消費量が増えているそうです。その一方で、日本ではコーヒーの消費量が増加し続けています。もしかすると将来、“アメリカ人はコーヒーを飲む”というイメージが変わる可能性があるかもしれません。
☆埼玉県狭山市の観光情報
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