【働く女性の注目記事】意外に身近な土砂災害……日頃の備えを
6月は、紫陽花の美しい季節です。同時に雨の季節の始まりでもあり、局地的大雨の発生が多くなる季節の到来でもあります。そして、「土砂災害防止月間」です。
政府広報オンラインでは、「土砂災害のおそれのある区域は全国に約66万区域にも及ぶ」と掲載されています。また、国土交通省の統計によると、平成29年全国の土砂災害発生件数は1514件。平成30年は4月30日時点で、すでに112件の土砂災害が発生しているそうです。
広報誌『市民のひろば おかやま』2018年6月号の「防災関連のお知らせ」では、災害に対して心がけるポイントが紹介されています。
(1)住んでいる場所が、土砂災害防止法に基づき、「土砂災害警戒区域」に法指定されているかどうか確認する。
(2)雨が降り出したら「土砂災害警戒情報」に注意する。
(3)「土砂災害警報情報」が発表されたら早めの避難を心がける。
さらに、土砂災害には、何らかの前兆現象が現れることがあります。気づいたら素早く非難しなければなりません。万が一のとき、落ち着いて行動することはなかなか難しいもの。そのためには「日頃からの備え」が大切です。
住んでいる場所だけでなく、職場や学校などの場所も「土砂災害警戒区域」なのかどうか確認したり、避難場所の確認や避難経路などを実際に歩いてみたりするのも良いでしょう。また、非常持出袋の用意をするなど、日頃から災害に対する備えについて家族で話し合っておきたいものです。