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1人1日当たりの家庭系可燃ごみの排出量

東京工業大学環境・社会理工学院研究員/東京大学大学院情報学環客員研究員
本田正美

2018.06.29 広報かみいた 平成30年6月1日発行 第240号 徳島県上板町

 ゴミ分別アプリ「5374」はオープンデータの活用事例として、よく知られた存在です。各自治体がごみ分別の方法に関するデータを公開していることから、このアプリの全国展開が可能となっています。
 ゴミを出す側として「5374」などを使った工夫があげられますが、実際にどれくらいのごみが回収処理されているのか、普段気にしないとなかなか分からないものです。

 徳島県上板町の広報誌には、「家庭系及び事業系可燃ごみ量の推移」という記事が掲載されていました。
 平成24年度から平成29年度までのごみ量の推移のグラフが記事に載っています。家庭系ごみは、平成28年度まで増加傾向にありましたが、平成29年度には大きく減少しています。一方で、事業系可燃ごみは増減を繰り返しながらも、全体としては減少傾向にあるようです。

 上板町の場合、他の市町と結成している中央広域環境施設組合の処理施設でごみを処理しており、その搬入量で組合負担金の負担割合が決まっているそうです。ですから、出来るだけごみは出さないというのが負担の軽減につながります。
 記事には、「1人1日当たりの家庭系可燃ごみの排出量」も掲載されています。これを見ると、平成29年度のそれは477gとあります。この量が多いのか少ないのか、にわかには想像がつきませんが、毎日ペットボトル一本分のごみを捨てていると思うと、結構な量を捨てているなと感じます。

 ごみに関する記事はどこの自治体の広報紙でも目にすることが出来ますが、あらためて自分自身の問題として、日々のごみの排出について考えなければと痛感しました。

 

家庭系及び事業系可燃ごみ量の推移

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