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自治体の皆さまへ

アンケートに回答して広報紙を読みやすくしよう!

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2018.07.03 広報えびな 平成30年7月1日号 神奈川県海老名市

『平成29年版情報通信白書』(総務省)によると、スマートフォンを含んだモバイル端末全体の普及率は94.7%になっているそうです。最近では自治体ホームページにアクセスする端末はパソコンよりもスマートフォンの方が多くなり、ツイッターやフェイスブックといったSNSの運営に力を入れる自治体も増加しています。しかし、他方で紙媒体の重要性も再認識されるようになり、多くの自治体で広報紙のリニューアルが進んでいます。

今回は、広報紙に対する読者アンケートを実施する神奈川県海老名市の「広報えびな」平成30年7月1日号の“7月31日(火)締め切り 広報えびな読者アンケートにご協力を”を取りあげます。この記事は、海老名市が今年の1月1日号からリニューアルした広報紙に対するアンケートのお願いです。調査の内容は、回答者の属性や閲読状況のほかに、「表紙」「デザイン・レイアウト・色」「文章構成・内容」「文字の大きさや書体」「写真」「全体的な印象」について「良い」または「悪い」を回答するようになっています。それぞれの項目が全体の印象にどのような影響を与えるか、個人的にも興味がわく質問です。“読者に読まれ、伝わる広報紙”にしていくためには継続的に改善していくことが不可欠です。その意味で読者の声はとても重要です。読者の声をしっかり聞く姿勢は多くの自治体で参考になるのではないでしょうか。

自治体の規模にかかわらず、地域の方に伝えなければならない情報は増え、広報媒体も増加しています。そのなかで、「今、地域の方に伝えなければならないことは何か?」が、限られた紙面のなかで表現されたものが自治体広報紙です。広報紙の閲読率が低下傾向にあるようですが、まだまだ広報媒体のなかでも有効なもののひとつです。今後の広報紙のさらなる展開を期待したいと思います。

☆神奈川県海老名市の観光情報
海老名市のイベント、観光スポット、食、宿泊、歴史・文化などを紹介した海老名市観光情報ホームページ「えびなめぐり」はこちらです。

 

7月31日(火)締め切り 広報えびな読者アンケートにご協力を

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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