夏休みとはいえ、休んでいられないのが学生。我が家の大学3年生も、短期留学、インターンシップ…と、授業から解放された時間を、自らの興味、関心の赴くままにアクティブに過ごしています。そうした活動の中で将来の仕事の方向性などが見えてくるのでは…と期待してのことのようです。私自身、学生時代にあれやこれやと活動したことが結局、今につながっている感じがしますから、そう考えると学生の夏休みは貴重なのかもしれません。

　島根県出雲市の広報紙『広報いずも 2018年8月号』で見つけたのが、そんな夏休み中の学生を対象としたツアーの記事です。題して「学生限定バスツアー!出雲の魅力・企業の魅力発見バスツアー」。なんでも島根大学の学生が企画したツアーなのだとか。記事に「出雲市ホームページで『学生限定バスツアー』と検索してください」とあるので検索してみると、その全貌が明らかになりました。

　ツアーは、出雲市にある企業を巡ったり、企業の若手社員とお話ができたり…。ただそれだけでなく、出雲そばを食べ、出雲市の魅力スポットも見学できるところが味噌。こうした文化に触れる中で、「出雲で働きたい」という思いがわいてくるかもしれません。また、進学のために一人で出雲にやってきた1年生には、出雲市がわかり、友達もできる、ありがたい企画ととらえることもできそうです。

　企画したのは島根大学の学生ですが、募集は島根大学生に限らず、高校生以下をのぞくすべての学生にオープンだということ。暑いよ～と、家で寝ていても、ツアーで刺激を受けても、同じ夏休みの1日。どちらを選ぶか…で、人生が変わってきますよ！と、半世紀生きてきた人生の先輩としては、出雲市の学生に参加を呼び掛けたい気分です。でも参加は10人程度で、なんと先着順。善は急げ！です。

学生限定バスツアー!出雲の魅力・企業の魅力発見バスツアー