熱中症への正しい理解を広げる。
今年は全国的に記録的な猛暑になっています。7月23日は埼玉県熊谷で41.1度となり、日本最高気温を更新しました。同日、東京の青梅でも40.8度となり、都内ではじめて40度以上を記録しました。また、8月上旬には約1,300か所の気象観測所のうち約2割で35度以上の気温が観測されたそうです。気象庁からは、“命にかかわる危険な暑さ”と警告が出されました。自治体広報紙にも暑さに対する注意喚起の記事が数多く掲載されています。
今回は、そのなかから千葉県松戸市「広報まつど」平成30年8月15日号の“あなたの健康402”を取りあげます。この記事は、自宅で過ごす時間が長い高齢者に対する熱中症の注意喚起をする記事です。高齢者の熱中症は若い世代と異なり、多くの場合は室内で起こります。その原因は、高齢者がもつ以下のような特性にあるようです。
(1)めまい・立ちくらみが“疲れ”や“夏風邪”と思い、熱中症になっていると気が付かない
(2)年齢特有の喉の渇きや暑さを感じにくい
(3)エアコン嫌いの女性が少なくない
この記事には、高齢者向けの熱中症対策がしっかり解説されていますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。屋外スポーツによる熱中症は若い世代に多く、初期対応により回復が早いのに対して、室内で起こる熱中症は高齢者に多く、対応が遅れることで重症化しやすい傾向がみられるようです。高齢者の熱中症の重症化を防ぐためには周りの人の気配りがとても大切です。
気温と湿度が高くなると、身体は汗をかくことで体温の上昇を防ぎますが、様々な理由でこのメカニズムがうまく機能しなくなる場合に熱中症になります。小さな子どもや高齢者のみならず、ちょっと体調が悪い時など誰にでも起こり得るものです。まだまだ暑い日が続きますので、熱中症には十分注意していきたいと思います。
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