【働く女性の注目記事】アクアコインを知っていますか? 電子地域通貨で広がる可能性
この夏、他地域に住む中学生の甥と初めて東京観光をしました。
苦労したのは電車移動。甥は“Suica”などのICカードを持っておらず、行く先々で切符を購入したのですが、ガイド役である私がSuicaでの移動にすっかり慣れているため切符購入に手間取り、自動券売機の前で右往左往してしまったのです。優秀なガイド役でなかったのも事実ですが、少し前まで日常だったことも技術進化と共に薄れていくものだなと気づかされました。
広報きさらづの『いよいよスタート!電子地域通貨AQUACOIN―アクアコイン―』には、また一つ時代の先をいく試みが掲載されています。
アクアコインは、君津信用組合・木更津市・木更津商工会議所が連携して導入に取り組む、市内限定の電子マネー。チャージや決済にはスマートフォン専用のアプリを使用するそうです。アクアコインを活用して地域内での消費活動を高め、資金の循環を促進し、観光客等の利用など地域外からの消費を呼び込むことにより、市域経済の活性化を目指すと、市のホームページにありました。財布いらずで買い物ができ、「いつ」「どこで」「いくら」使ったかの履歴もすぐ分かる。ひと頃各地で盛んになった地域振興券よりさらに便利で汎用性が高いといえるのではないでしょうか。
この取り組みが全国で加速すれば、日本人はもちろん、日本円に不慣れな外国からの観光客でも買い物がスムーズにできるなどのメリットも多くありそうです。いつか、訪れる土地の電子地域通貨専用アプリをダウンロードしてから観光に出かけるのが主流となる時代が来るのかもしれません。