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「広告入り窓口封筒の無償提供者を募集」

島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教東京大学大学院情報学環交流研究員
本田正美

2016.01.22 広報やまと 平成28年1月15日号 神奈川県 大和市

コストカットは、行政事務においても求められています。その方法のひとつが、今回取り上げる神奈川県大和市のような方法でしょう。
大和市では、広告入り窓口封筒の無償提供者を募集しています。これにより、窓口で使用する封筒の作成コストを削減することが出来ます。

募集しているのは、角2型と角6型の封筒です。角2型は240×332ミリで主にA4サイズの紙を、角6型は162×229ミリで主にA5サイズの紙を入れるのに使用されます。

今回募集されるのは市民課の窓口で使用する封筒と記事には書かれています。大和市の市民課は、証明交付担当・住民異動担当・戸籍担当が置かれていますので、それら各担当で発行される住民票や印鑑登録証明書を入れるために使用することが予定されています。ただし、募集要領には、「必要に応じて来庁者が自由に利用するもので、市が利用を義務付けているものではありません。」とありましたので、窓口に来た市民が必ず使用するというものでもないようです。

主に扱われるのは転入や転居、あるいは戸籍関連ということになると思いますので、何かライフステージに関係した業種の企業であれば、広告入りの封筒を無償提供しても費用に見合わないということもないでしょう。
注意点としては、角2型は20,000枚、角6型は126,000枚の提供が求められるのですが、これについては募集要領に「年間の使用見込み枚数であるため、この数量を超える枚数が必要となった場合は、追加で無償提供をお願いすることがあります。」とあることです。大幅な追加の提供が求められることは考えにくいですが、一度提供したらそれで終わりとはならないので、提供側は相応の追加の負担も見込んでおく必要があります。

市税の滞納があったり、民事再生法の更生手続き中であったりしなければ、「無償提供者の要件は、大和市広告入り窓口用封筒の無償提供に関する取扱要領及びこの要領を承諾し、履行できる事業者等であればどなたでもかまいません。」(募集要領)とのことですので、全国から広く提供の提案があることを望みたいですし、マイ広報紙への掲載もその一助になるかもしれません。

参照:大和市「広告入り窓口用封筒無償提供者の公募について」
http://www.city.yamato.lg.jp/web/shimin/madoguchihuutou.html

 

広告入り窓口封筒の無償提供者を募集

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